ROEの壁
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本日の日経紙投資面のスクランブルでは「企業変革 還元よりROE」と題し、株主総会を前にアクティビストが大株主となっている企業勢が彼らの提案をきっかけにして事業発展のシナリオを描けるかどうかに関心が集まっている旨の記事があった。ここでは一例で事業見直しの提案を受けた森村グループ中核のセラミック大手、ノリタケが目先の株主還元でなくROE(自己資本利益率)をあげる戦略に動いている旨が書いてあった。
ところでこのROEといえば東証資本改革がじわじわと浸透するなかにあっても資本の積み上がりもあってなかなか改善しない状況が続いていたことで、海外勢含め投資家としてもなかなか“低ROEモノ”に手を出すのはこれまで逡巡していたものだったが、漸くというか上場企業のROEは足元では予想ベースで10%水準に向上してきている。
冒頭のノリタケのそれは足元の実績ベースで8.95%となっているが、実証的にこのROEが8%水準まではPBR(株価純資産倍率)も1倍前後からそれ以上の拡大はなかなか難しくなるが、この壁を越えれば連れて同指標も上昇してくるといわれている。上記の通りROEが10%水準に向上してきているとはいえそれでも先進国の水準別構成比で見て日本のそれはまだまだ見劣りするだけに今後も企業の抜本的な変革が重要性を増してくるか。